2011年8月1日月曜日

ソングライン・ピクチャーズ 第一回作品 制作決定

ソングライン・ピクチャーズ製作の第一回作品が決まりました。波田野州平監督による長編映画『一年間』です。只今スタッフは9月撮影のための準備に全力で取り組んでいます。監督は全力でシナリオ執筆中(のはず)です。撮影はすべて鳥取ロケ。というのもこの映画の物語の題材になっているのが、鳥取に残る民話や実在した人物・建築なのです。民話というのは、人形峠という一風変わった名前の岡山と鳥取をつなぐ峠に残る「巨大グモ退治の民話」で、それをモチーフに怪物退治の冒険物語が繰り広げられます。登場人物も鳥取県の中部地区で活動していた「砂丘社」という大正9年発足の芸術団体の若者たちをモデルにした人物。「砂丘社」には前田寛治中井金三といった画家や河本緑石といった俳人、音楽家まで幅広い分野の芸術家が在籍していました。そんな彼らの芸術に命を懸けた日々を描きたいと思います。建築は昭和モダンの香りの残る「丸福珈琲」や民衆の息吹がしみついている銭湯「大社湯」などかつてはおおいに賑わった社交場を描きたいと思っています。さて、口で言うのは易し。というわけで万全に9月を迎えるための準備をこれから毎日全力でやって行こうと思います。岡本喜八さん曰く「準備は厳しく、現場は楽しく。」というわけで、このNewsページでも厳しい経過報告をしていきますのでのぞきに来て下さい。でもそれも映画の醍醐味で楽しいんです。


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第一回作品

一年間(只今制作中!)

監督・脚本:
波田野州平

プロデューサー:河野竜也
出演:山口洋佑 藤本徹 Dan Abby  三富栄治


あらすじ:

小さな田舎町に暮らす若い芸術家たちがいる。彼らは豊かな自然を題材に創作活動に没頭する日々を送っている。ある時、創作旅行で訪れた町で、森に住む怪物が旅人を襲っていることを知る。彼らのひとりもまた犠牲となり、残されたものは怪物退治のため「城」と呼ばれる森へと入っていく。

小説執筆のため、鳥取の伝説や歴史を調べているアメリカ人作家がいる。彼はかつてこの地に存在した人々の足跡をたどる中で、町の消失や動物の変身といった不思議な出来事に遭遇する。そして最期の取材に、民話の舞台となった「城」と呼ばれる森へと入っていく。そこで彼は、かつて姿を消したと言い伝えられてきた若い芸術家たちに遭遇する


撮影期間:2011年9月9日〜10月2日
撮影場所:オール鳥取ロケ

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